この度は笑顔ノ実の蜂蜜をお求めください誠にありがとうございます。
蜂蜜は2024年8月9月に採蜜した蜂蜜です。
お届けの際には蓋をきつく締めています。
蜂蜜は生もので発行をしてガスを発生する可能性がありますので、蓋を開けた際にプシュっとした感じがある場合は
冷蔵庫に保管するか、時々蓋を緩めてガス抜きをしてください。発酵すると少し酸味が増しますが、かえってまろやかでおいしく感じる方も多いのでお好みの対応で問題ありません。
笑顔ノ実の飼育しているミツバチは、東洋蜜蜂、日本蜜蜂と呼ばれる蜜蜂です。
巣箱は蜜柑のふるさと大分県津久見市に置いています。
国内で蜂蜜をとれるミツバチは、西洋蜜蜂と日本蜜蜂の二つがあります。
西洋蜜蜂は蜂蜜を集めるための養蜂用として品種改良されて輸入されたもので、
まだ日本では野生では生きていけないといわれています。
日本ミツバチはアジアに生息する蜜蜂の仲間で、平安時代以前からいる在来種ですから、
日本の自然界で生きてきた蜜蜂です。
つまり、蜜蜂を飼うというのは
彼女たちに巣箱を作って安全な住処を提供する代わりに家賃として蜜を少し頂くということです。
日本ミツバチは西洋蜜蜂の5分の1ほどしか蜜がとれないです。
西洋蜜蜂は基本逃げないので、花の多い場所に蜂を移動して蜜を集めるということが可能です。ですから、アカシアの蜜とか蓮華の蜜とか何々の蜜 と書かれているものは、西洋蜜蜂の蜜だと思って間違いないでしょう。
日本ミツバチは気に入らないとすばこから逃去します。
蜜は時間をかけて集めることしかできません。
3か月もの間、同一の花は咲き続けないので、いろんな花の蜜窯材通常百花蜜として味わい深い蜜として喜ばれています。
笑顔ノ実の蜂蜜は百花蜜。
なんの蜜を集めてくるかは蜂任せなのです。蜜源の勉強もしながら蜂の好む植物の苗や種を植えます。
木の花が咲くまでは数年かかります。
今年は春の長い雨で春の花の育ちが悪く子育てがうまくいかない巣箱がいくつも出て、
この調子では今年は蜜がとれないのではと心配しました。
秋になって元気な3つの巣箱から蜂蜜を頂いています。
それでも現在 蜂蜜がとれる巣箱は、飼っている巣箱の半分足らず。
自然の中で本来生きているものですから、あの手この手で環境を整えますが、なかなか難しいです。
スズメバチに襲われたのか?引っ越しした巣箱もあります。
よく、ミツバチに刺されないんですか?と聞かれますが、網のついた帽子や厚い手袋はもちろんつけて防御していますが、たまに刺されます。
幸いアレルギーがないので無事ですが、注意が必要です。
そんなわけで、毎日のように 元気にしてるかい?と様子を見に行き 必要な世話をして、その健気な生存のための命のシステムに感心しながら、ときには ぼうーっと見つめて癒されて、ミツバチ生活を送っています。
きれいな蜜がとれるように、また、蜂にできるだけ負担がかからないようにと昨年からは日本みつばちでは珍しい巣枠式に取り組んでいます。
長崎にすばらしい先生がいて指導していただいてます。
なんだかんだ言っても、蜂の財産を奪うことには変わりないですから、蜂の生活優先で自然界で暮らすよりさらに生存率を上げる努力しています。
蜂が一生に集められる蜜はティースプーン一杯分といわれています。
飛び立つ前にお弁当の蜂蜜をもらって花粉や蜜を探しに行く働きバチたち。その健気な姿を見ていると
何だかこの世は変なことが多いし、暮らしにくくなってるような気もするけど、でも。蜜蜂に 「したたかに、しっかり生きよ」と教えられる気がします。
農薬、電磁波、太陽光パネル、森林伐採、おかしな天気、ミツバチにとっても大変な暮らしになっていること思われます。
半径3.4キロの小さな世界の中で一緒を終えるように思いますが、この昆虫たちは食物の受粉の多くを担い、主として私たちの暮らしを、世界を支えてくれています。蜜蜂たちが命がけで集めて気が貴重な蜂蜜を頂いています。自然の味わいを楽しみながら、どうか、蜜蜂たちの暮らしに少しだけ心を寄せていただければ幸いです。
蜜蜂について書くともはや長くなりすぎますので、この辺で。
この度はありがとうございました。これからも探求しながら大事に育ててまいりますので。また機会がありましたらよろしくお願い申しあげます。